チケット発売開始数分でソールド・アウトとなった初来日公演のスタートを飾ったのはM-7「Sign Me Up」。女性2人をバック・ダンサーに従えてのごくシンプルなセットではあるものの、M-4「When You're Mad」に続いては、マリオの全米No.1ヒット曲「Let Me Love You」やレミー・マー「Feels So Good」といった提供曲/共演曲もメドレー披露するなどサービス満点。そして鮮やかなグリーンのキャップとTシャツに衣装チェンジして歌うはM-1「Stay」。女性ダンサーのヒップをペシッと叩く振り付けや、マイク・スタンドさばきも絶好調だ。一気に昂ぶったオーディエンスをリラックスさせるかのようなミッド・チューンM-10「Sexy Love」では、温かみのある美しいローズ色の光とNe-Yoの歌、そのたった2つだけで作り上げられたパーフェクトな世界に、誰もが完全に吸い込まれていた。曲が終わり、我に返った観客から一斉に拍手と歓声があがる中、マイク・スタンドを両手で持ったまましばらく下を向いていたNe-Yo。スッと顔をあげ「Are you ready?」とつぶやいた次の瞬間、大ヒット・ナンバーM-3「So Sick」の切なく美しいメロディーが流れ出した。Ne-Yoの歌声に合わせ、どこからともなく観客も歌い始める。時折マイクを客席に向けるNe-Yoも、歌詞も完璧に歌ってのける観客たちに満足気な表情だ。
ショウの締めにはきっちりと彼自身の言葉でスピーチし、被っていたキャップやタオルを次々と客席に投げ入れるなど、最後までサービス精神満点であったが、正味30分足らずのショウにオーディエンスは物足りなさを抑えきれないようだ。公演が終了したことを伝えるアナウンスが流れても、なかなか会場から出ようとはしない。鳴り止まない“Ne-Yoコール”の中、再びNe-Yoがステージに現れた。「今日が誕生日の人はいる?」と観客に尋ねるが、1人ないし数人をステージにピックアップしたかったのだろう彼の目論見は外れ、観客のほとんどが手を挙げてしまい収集がつかない状況に。ちょっと困り顔のまま、ステージ中央に立つと「Happy Birthday to You…」とアカペラで歌い始めた。会場中に鳴り響く、美しくソウルフルなバースディ・ソングのサビは「Happy Birthday dear “Everybody”」! あの日が誕生日であろうとなかろうと、Ne-Yoからのこれ以上ないサプライズ&プライスレスなプレゼントに感激せずにはいられなかった。
【SET LIST】
●Sign Me Up
●When You're Mad
●Let Me Love You(MARIO)
〜Feels So Good(REMY MA feat.NE-YO)
〜Back Like That(Ghostface Killah feat.NE-YO)
●STAY
●Sexy Love
●So Sick