00年12月をもって活動に終止符を打った名グループ、サニーデイ・サービスのフロントマン。約1年間の沈黙の末、01年12月にマキシ・シングル「ギター」でソロ・アーティストとして再出発を遂げる。何でも、この曲は米同時多発テロ/アフガン戦争に触発されて書かれたとか。「淡々とした日常生活のなか、ニューヨーク/アフガンの人々についてアレコレ考える。ぼくらにとってリアルな出来事ではないけど、やっぱり戦争には反対だな」――そんな風情。ほんっと同感である。フォーキー&ソウルなサウンドに絡む、ノスタルジックでビター・スウィートな何度も聴いたアノ歌声。曽我部氏が帰ってきたんだぁと、しみじみ。
以降、マイペースにして充実した活動を展開。いち人間としての力みのない、普遍的な感情や景色をそのままに歌い、しかし天性のメロディ力と声の伸びで音楽として逞しく聴かせてしまう力量は、派手さこそないがやはり貴重だ。